バタバタと凹む火曜日

晴れ。
午前中で仕事らしい仕事もできずそのまま退社。
本日は1週間ぶりの通院日なのである。


いつもは通院前に一旦家に帰り、食事をしてから向かう。
今日もその行動には変わりない。
会社から家にもどり、食事の準備をする。
と、そのとき家の電話が鳴る。
普段は家の電話なんて鳴ってもとらないのだが、嫁も仕事でいないこともあり、何の不安もなく受話器をとる。
すると、「ひさしぶりー」と聞き慣れない声が響く。
誰か分からず困惑していると、「Aだよ」との声が。


Aさん。
以前の日記にも書いたかも知れないAさん。
自分にとって対人恐怖症の対象となっているAさん。
(※特定の人だけに対する恐怖症なのでAさん恐怖症と言うらしい)
そんなAさんから1年以上ぶりに電話がかかってきた。


正直、何を電話で話したのかはあまり覚えていない。
鮮明に覚えているのは、電話もっていたその手の平のすさまじい量の汗と、異常な迄の速さで鳴り響く鼓動の音だけだった。
電話を切った後は、最近忘れかけていた恐怖感がふつふつと蘇ってくる。
食事の準備をしていたにもかかわらず、まったく食欲も無くなってしまっている。
何とも言えない絶望感に駆られ、布団の中へ逃げだしてしまった。
そして、未だAさん恐怖症は克服できていないんだなぁと再認識させられた。


後々考えてみると、今日昼の時点で家に電話をかけてくると言うことは、Aさんはこのブログを見て自分の行動パターンを知っている上で電話をかけてきたのだろう。
別にAさんに隠している訳ではないし、自ら公開している訳でもない。
このブログ自体誰が書いているかなんて、自分の身近な人が調べれば、大体想像はつくだろうから・・・。


そんな煩悶を抱えながら、病院へ向かう。
担当医と話し、来月中くらいに退職して、年内くらいはゆっくり療養したい旨を伝えたら、快く承諾してくれた。
退社後の不安は尽きないけれども、ちょっと肩の荷が下りた様な気がする。


続いて病院から帰宅後の出来事。
PCを立ち上げ、メールをチェックしていると会社から一通。
現在参加しているプロジェクトの上司からのメールであった。
内容的には以下の通り。

貴殿の××開発工程が非常遅延しています。
このままでは、6月中での完了は不可能なので、残りの貴殿担当分は他に振り替えます。

機能1、機能2、機能3を早急に、また確実に完了させてください。

機能4、機能5、機能6、機能7は他メンバーで改修を実施します。

(※機能4、機能5、機能6、機能7は本来自分の作業)

こんな内容を送られた普通の末端作業員の人達はどう思うだろうか?
少なくとも自分にとっては、もう「戦力外通告」以外他でもない。


たしかにここ2週間ほどのうち、何日かは病欠している。
普通に出勤したとしても、作業効率は非常に悪く、進捗状況は最悪だった。
それは自分でも認識していた。


非常に甘えた考えかもしれないが、自分は自分なりに自分のペースで自分の出来る限りの仕事をしようと心がけていた。
かつては普通にこなせていた仕事でも、今となってはそれを四苦八苦しながらこなしている。
いや、こなしているのではなく、出来なくなってもがいている状態である。
自分では認識していたのだが、それを上司のメールによって客観的にかつ明確に「できない人間」の太鼓判を押されてしまった。
しかも、仲が良いと思ってた上司から、口頭ではなく「貴殿」とよそよそしく文章にされると、よけいにきつく感じる。


自分で認識しているのと、他人から指摘されるのではやはり雲泥の差だ。
あと少しの期間とはいえ、正直もう仕事(プログラミング)が出来るかどうか不安で仕方がない。
仕事をしていても、ロジカルな思考が一切停止してしまうのである。


そんな、個人的にはバタバタとするイベントが盛りだくさんの一日だった・・・。
もう今日一日は食事を喉を通らない。


こんな調子で明日は会社にいけるかなぁ・・・。