1ヶ月ぶり

前回更新してから、あっという間に一ヶ月。
つい先日更新した記憶だったのだが、如何に月日が経つのが早いのかが判る。


そんな月日の指標となる「時間」。



どうやら自分の時間は、周りの人のそれとは少しずてしまった気がする。
「ずれた」と表現したのは、病前と病後を比較してとの意味。


病前の頃は、多忙な日々に追われつつも、カリカリと仕事は効率的にこなしていたと思う。
普段の日常の行動においても、歩き方はセカセカと歩く方だったし、エスカレーターは立ったまま乗るなんて非常に野暮だったし、階段は1段飛びだったり・・・・。
(日常=歩き方みたいになってしまったが)


が、病気を経てからはそれらの行動がやっぱり変わったと思う。


というのも、鬱病で休職した期間および退職後の期間においては、それまでの生活スタイルを完全に切り捨て、病気の治療に専念した。
その一環として心がけていたのが、「の〜〜〜んびり」だった。


もう、時間に追われる事なく、のんびりマイペースでやろうよと。
自分を追い込むほどセカセカ動いても、息が続かないよと。
そう割り切って、の〜〜んびりと過ごす習慣が自然と身に付いたと思う。


結果、歩くのもゆっくりになったし、エスカレーターは立ったままだし。
物事を進めるにもとりあえずマイペースだし。
今気が付いたが、話方もゆっくりになったと思う。
昔は自分が早口で相手が聞き取れず、何度も聞き直された事があったが、最近は皆無だし。


そんなこんなで、自分の時計の針は、他の人の時計の針よりも時を刻むのが遅くなった。


しかしそれは、病後の現在において、自分以外の周りの人間からしてみれば、単なるのんびり屋さんではなく、仕事効率の悪い生産性の低いダメ人間に見えてしまうのであろう。


よく子供の頃とかは、周りにトロい人間がいたらそれはもう速攻イジメの標的にされるのが明確だった位、今自分はトロい人間に見えているのであろう。


そんな事を思う時がふとある。


でも自分はのんびり行こうよ。
それが何よりの「防衛策」だと思っているから。
風邪を引かないよう心身を暖めるのと同意義なのだと信じているから。



夏が終わりに向かう、そんな日々。