また本の感想。の火曜日

晴れ。

特に記すべき事がないので、先日読んだ本からの感想等。
一部非常に共感できる節があったので抜粋。

 人は、「自分」というものを維持していゆくために、「生き方」のシステムを何年も何十年もかけて構築していくけれど、それがみるみるうちに短期間で色あせてしまったり、状況の変化やなんやかんやで「持ちこたえられなく」なったり「挫折したり」する。
 しかしそこで、その生き様に固執するがゆえに「思いつめて」しまったりすると、「行き場所」が無くなってしまって、目の前が真っ暗闇になってしまったりするんではないだろうか。

もっと書き足したいのだが、著作の本意に触れてしまいそうなので止めておく。
上の文章を読んだ時は、その内容はまさに自分の今の状態の事を表しているのではないかと、思わず文章を読むのをやめて、本を一端閉じ、目を閉じた。
文章がこんなにも"じんわり"と心に沁みるのは初めてじゃないかという位、一語一句を噛みしめた。


そう、今の自分自身においは、これまで築き上げてきた基盤が殆ど崩壊してしまっている。
それは主に仕事における職種やらキャリアに投影することが出来ると思う。


新卒時に入社した大手ゼネコンにおいては半ばドロップアウト
その後、大学の専攻やキャリアを捨て転職したSIにおいても、鬱病を発症しこの有り様である。
この状態から復帰し第一線に戻るためには、今までのキャリアに上積みした仕事探しをしなければならないのだが、未だに見つからずじまい。
たとえ見つかったとしても、そこでの自分の将来像を描く事ができるだろうか。
それならば、今までのキャリアに固執せずやりたい仕事を見いだせば良いのだが、それさえもが未だ持って不明確なのである。


まさに「行き場所」が無くなってしまっている感覚である。


前職を退職しすでに10ヶ月が経とうとしているが、未だに行き場所が見つからないというのも情けない話である。
無論、これまで幾度なくと自分自身と向き合い、自分の居場所に関して考えた事はあるが、結論は導き出せていない。
そんな状態に身を置いていたら、日々心に積もる不安感は大きくなるばかり・・・。


ん?この文章を書いていて一つ気が付いた。
今の様な環境に身を置いていは、不安感が積もりに積もって、またかつての様にその不安感に押しつぶされてしまってもおかしくないのではないか?
実際の所は、現在服用している薬のおかげか、その不安感が爆発するような事は今のところ無い。
その為か、感情が抑制されている為に非常にアンニュイな状態となり、それが惰性に続いている日々をすごしているだけなのが現状かもしれない。


そんな事を思いつつ、自分を見つめ直してみる、そんな火曜日。