2月も終わる火曜日

曇り時々雨。


今日は3週間ぶりの通院日。
本来ならば2週間に1度なのだが、担当医の都合で3週間となっていた。


この日一番の診察だったのか、あまり待たされずに診察室に通される。
「調子はどうですか?」とおきまりの開口一番。


この3週間の動向を伝える。
積極的に転職活動を行った事。
また、それにより日常にメリハリが持てたせいか、病状は悪く無いと思っている心境。
薬を自分で調整して飲んでいる事。
しかしながら、転職活動を行ってはいるが、結果が伴わず焦りの色が隠せないこと。
自分自身の価値観を下げざるを得ないのか葛藤している事云々・・・。


いろいろと近況を報告したが、先生としては一安心している様子。
「とりあえず、無事に就職活動が行える位に回復はしてい様で、よかったですね」と。


まぁ、病状がどん底の時からしてみれば、大分回復し精力的に活動出来ているなぁと、ふと自分でも気がつく。
担当医の観点としては、どれだけ病状が回復しているかということなので、言っている事は納得ができる。


が、自分が今悲観しているのは、それら転職活動を行っているにもかかわらず、結果が伴わない事に焦りと不安を感じている事。
担当医は、あくまでも医者であって、人生プランニングのカウンセラーではないのだから、そこまでは面倒見れないんだなと、1人納得してしまった。


「じゃ、薬は今まで通りで様子みましょう」との担当医の言葉に、なぜか興ざめしてしまっている自分がいる。
別に担当医の態度や言動が気にいらなかった訳ではない。非常に優しくてこれまで本当に良く面倒を見てくれ、親身になった診察には本当に感謝している。
けれども、そんな担当医をもう必要としていない自分自身に何となく気がついてしまったというか。
病状を判断する観点のズレが、原因の一つかもしれないのというか。


帰路に就き、家で求人情報を探すが、もう4月の人事異動の準備が終わってしまったのか、めぼしい求人が見つからない。
そして、今までとは正反対というか、そんな事をしながら家にいる時間自体が非常に苦痛に感じてしまう。
何かやらなければ、早く働かなければといった、強迫観念みたいな物に襲われる。


なんだか焦りの色が隠せない、27歳最後の夜。