一昨日位から、面接対策として企業研究したり、自己PRの練習なんかしたり。
でも、整理した内容が全然頭に入らない。
明らかに、以前よりも集中力が欠落してしまっている。
さすがに前日の夜にはかなり焦りを感じてしまい、ひたすら練習。
声に出して自己PRしゃべったり、予想される質問を想定した回答をしゃべったり。
なんだかんだで朝方4時くらいまで練習する。


で、少しくらいは寝ておこうと思い寝床につくのだが、全然眠れない。
前回の面接でボロボロの結果に終わってしまった記憶がグルグルを頭の中を回る。
頭の中が真っ白になり言葉を失ってしまったこと、手から汗があふれハンカチをずっと握っていたこと、ものすごい口渇で声が声にならなかったこと、そんな嫌な経験がどうにも頭から離れない。
また同じ結果になってしまったらどうしようという不安が拭いきれない。
そんな中どれくらい時間が経過したか分からない位に、やっと就寝。


そして朝起床。
今日の面接は9時半からだったので、いつもより早めに起床。
久しぶりにスーツに袖を通し玄関を出る。
「いってらっしゃい」と嫁に見送られるのはもう何ヶ月ぶりだろうか。
朝の通勤時間帯だったので、通勤ラッシュが予想されたが、思っていたほど込んでもいなかった。
これくらいの混みようならば、我慢して通勤できる範囲かなと。


で、面接先の企業がある駅に到着。
といっても、面接開始40分前。
企業が入っているビルの場所を確認したら、すぐに近くのカフェへ駆け込む。
ブラックのコーヒーを片手に、今朝までまとめた資料に目を通し再確認。
時間一杯までカフェで面接対策をしつつ、レキソタンを1錠。
そして、いざ面接会場へと向かう。


簡単に受け付けをすますと、会議ブースへ案内された。
低い二人掛のソファが机を挟み対面している。
「しばらくお待ち下さい」と事務の人。
ここで、もういちど心の整理をしておく。
質疑内容は二の次。
とにかく、明るい雰囲気が表現できること、きちんと会話が出来ることである。
そう自分に言い聞かせていたのがだ、不思議な事に思っていたほど緊張していない。
一生懸命練習した成果なのか、レキソタンが効いているのか。


そして、面接官登場。
なんと一人だけ。前回(1部上場企業)はお偉いさん方が4人もいたのに。
さて、面接開始と意気込んでみたものの、会話はまったくのゆったりモード。
自分がしゃべる時間もあまりなく、面接官の人が殆ど喋ってた。
自社の業務内容やら、勤務態勢やら、募集要項の背景やら。
自分が喋ったのはちょっとした自己PR位。


そんな穏やかな面談の中、ゆくゆく話を聞いてみると、今日は人物像を見る程度とのこと。
幸いにも、明るいイメージを面接官に持たせる事ができたみたいなので、結果オーライか。
今日の面談をふまえ選考したのち、次回はお偉いさんもいっしょに面接するとのこと。
無論この場で選考結果が出るわけではないので、追って連絡するらしい。


そうして、小一時間ほどの面接は終了。
ちょっと肩の荷がおりて、会社を出る時の足取りも軽く感じられたり。


結果に関しては何ともいえないが、業種的にまったく未経験なので、その辺がどう考慮されるか。
今となっては、結果云々よりも、自分的に満足な面接が出来ただけでも、いい練習になったかなと思う次第である。


家に帰ったとたんに爆睡する、そんな金曜日。