通院日の火曜日
晴れ。
今日は2週間ぶりの通院日。
朝嫁を職場に送り、その足で病院へと向かう。
30分ほど待たされ、診察開始。
「調子はどうですか?」との、相変わらない担当医の第一声。
「な〜んにも変わりないです」と自分。
そう、ここ最近は本当に何もない。
趣味や娯楽に没頭して楽しいかと聞かれれば、そうでもない。
実際趣味の一つであるバイクが事故で無くなっているのも原因の一つかもしれないが。
嬉々として行っている事がある訳ではないので、何にもないのである。
逆に、調子が悪いかというと、そうでもない。
普段家にこもっている時間が大半を占めているのは事実だが、かつての様な悲壮感、絶望感やら脱力感、無気力さといった、鬱病特有の心理状態は最近めっきりない。
どす黒い雰囲気に心が覆われている訳ではないので、何もないのである。
そのような状態を良しとするかどうかは判断の難しいところだが、担当医はやはり心配している様子だった。
就職活動の報告としては、やはりまだ自分自身に自信が無い旨を伝える。
じゃぁ、できる仕事から始めるとしても、アルバイトに毛が生えたような仕事をする訳にもいかない。
かつてのレベルまで仕事の社会的ステータスを戻す事を考ると、今この転職活動で苦労しておくべきかなと思っている。
楽をしようと思えばいくらでもできる仕事はあるだろうが、一端そのような仕事に就いてしまうと、かつてのレベルまで仕事のステータスを復活させるのは、今以上に努力が必要になるはずだからである。
もうゆっくりした仕事がしたいと思っているにもかかわらず、そんな変なプライドが捨てきれないから、いつまでたっても仕事が決まらないのではと、自分で認識している部分もあるのだが・・・。
そんな話をして診察は終了。
結局病院以外は外にでることなく、また一日が終わってしまった。
そんな火曜日。