山手線の東側で過ごす土曜日

晴れ。
だんだんと寒い日が続くようになってきた。


今日は、とあるきっかけで集った高校同級生達と、小さい同窓会を行う事となった。
集合時間は夕方。
昼間は特に何も予定がなかったので、その同窓会に一緒に出席する友人と秋葉原へと足を向けた。
冷たい空気が漂う中、革ジャンを着込みバイクで秋葉原まで向かう。


秋葉に来るのは本当に久しい。
以前来た時の記憶が思い出せない位なので、確実に1年以上は経過していると思われる。
そんな中目の当たりにした新しい秋葉は、これまでのイメージを覆すほど綺麗な街となっていた。
かつての一部コアな部分は残しつつも、確実に新しい街へと進化している課程を見ることができる。


そして今日訪れたのは、まさにコアな一部でありつつ、今話題沸騰の「メイド喫茶」。
恥ずかしながらも、ご主人様初体験を迎えることとなった。
しかし、行く先々のメイド喫茶はどこも一杯。
何分も待って行く程の事もないだろうと、事前に調べたお店を巡るうち、ガラガラのお店に入る。
他の店にくらべ、あまりにも閑古鳥が鳴いている様子に疑問を抱き、お店の子(メイド)に訪ねてみたところ、なんとその日がオープン初日だったとのこと。
さらにそのお店独自のシステムである「ゲームをメイドとする」サービスを申し込む。
すると、メイドさんが一緒のテーブルでお話をしながらゲームが出来るのである。
しかもこれまた初挑戦の「ジェンガ」。
そんなジェンガをしながらメイドさんと話をすると、まだ17歳の女の子。
高校生の旧友と共に過ごした年頃のメイドさんを相手に、今自分達が話しをしているのは、なんだかとても不思議な感じがしたのである。


そんな時間を過ごし、同窓会へ向かうは田町へ。
バイク初体験という友人を後ろに乗せ、冬の東京を南へ下る。


同窓会に集まった人数は男女含め7人。
自分的には、高校生当時では考えられない人達の集まりに少し戸惑いもしたが、当時を振り返りつつも懐かしい思い出話はなかなか楽しかった。


ひとしきり飲んだ後に男面子で食べたラーメン、旧友達と歩く懐かしい通学路、他愛もない思い出話。
冬を迎えた東京でも、こんなに暖かい場所があったんだなぁと今更ながら気づく。


そんな土曜日