面談の金曜日

晴れ。


本日はリクルーターとの初の面談日。
事前に履歴書や職務経歴書を作製の上、面談に望んだ。


いざリクルーターの方とお会いすると、結構年配の方。
だが、もうベテランらしく、過去にいくつもの実績を持っているらしい。
現在抱えている転職者の数が100人位いるとかで・・・。


で、そんなリクルーターの方と、職務経歴書を見ながら面談を開始する。
転職の動機やら、今後の希望職種とかについて色々話している中、職務経歴の中の「空白期間」に目がとまった。
そう、それは去年8月〜12月までの4ヶ月間、鬱病によって会社を休んでいた休職期間であった。


「この期間はお休みされていたんですか?」と質問される。
「えぇ。まぁちょっと・・・」と、お茶を濁すような返事をする。
けれども、もうその時点でリクルーターの方は全てを察知しているかの様だった。
「この業界だと、やはり病気になって会社を退職される方も結構多いんですよね」と。
自分としても、病気の事に関しては触れずにはいられないだろうという思いはあったので、休職の理由から退職までの経緯を全てカミングアウトした。


すると、どうだろう。
最初は肩を張っていたような雰囲気だったのだが、カミングアウトしたことよって非常に吹っ切れた気持ちで面談に臨めるようになってきた。
さらにリクルーターの方は話を進める。
「私も過去に何人か、うつ病の方の転職に携わることがありましたが、無事に転職され今は元気に働いている方もたくさんいますよ」とのこと。
その話をきいた瞬間、なんか自分の天望がすこしづつ明るくなっていく感じがした。


その後履歴書の書き方とか、希望職種とかについて説明して貰う。
説明して貰うというよりも、相談に乗って貰っているような感じ。


そして最後の方に、自己PRに関して。
「何かご自身を客観的に見た長所とかはありますか?」との質問に対し、「今はちょっとネガティブな事しか考えられず、長所といったら・・・」と返事に困ってしまった。
そんな弱気な発言にさえ、「転職するのにネガティブ要素はマイナスイメージです。今の病状からは難しいかもしれませんが、上手く自己アピールをし転職を成功させましょう」と励ましてもくれた。


正直下手なカウンセリングより気持ちが晴れやかになってくる。
目の前に明確な目的があるから、モチベーションも上がりやすいのか。
兎にも角にも、そうして初の面談は終了。
今後の課題としては、自分を見つめ直し印象の良い経歴書を作製すること、また数ある求人の中から自分に見合った職種を吟味していくことかなと。


非常に身のある、有意義な一日であった。
そんな金曜日