旅行に行ってきましたの月曜日

milkshaker2005-08-01

先日の7/31(日)から一泊で嫁と二人で温泉旅行に行ってきました。


場所は「八丁の湯」という、栃木県は奥鬼怒の辺りにある秘湯の温泉宿。
日光 奥鬼怒温泉 秘湯の宿 八丁の湯【公式サイト】
イカー進入規制がされているため、その温泉宿を訪れるためには、ちょっと離れた女夫淵温泉から送迎バスを用いるか、または山道を抜け徒歩で行くかの選択を迫られる。


で、自分達が取った行動は後者の方。
たまには自然にふれあい、心を癒せることが出来ればと思った次第である。
実際、その温泉宿に到着するには、徒歩で1時間ちょっとかかるのだが、その間目の当たりにした自然の美しさには、心が洗われる気分がした。


で、夕方頃に無事温泉宿到着。


早速、夕食前に一風呂。
徒歩で疲れた体を癒すには丁度良い。


で、夕食後にもう一風呂。
日が暮れゆく途中の空を仰ぎつつ、滝の音に耳を澄ませながら入る露天風呂もまた格別。


そんな温泉宿。
さぞかし心身共にリラックスし癒される時間を過ごすべきである。


けれども、温泉と大自然以外には何も無い宿。
小さいテレビが部屋にあるも、興味をそそられる番組もない。


その、何もない環境で時間をもてあましていると、余計な事ばかりが頭をよぎってしまう。


普段仕事をしている嫁にとっては、それはリラックスできる時間かもしれない。
けれども、もう退職している自分にとっては、仕事で疲れた体を癒すというよりも、只単に贅沢な時間を過ごしているだけの様にも思える。
せっかくの温泉旅行なのに、そのありがたみを味わうことの出来ない自分は、どんな存在なのだろうか?
自分という人間の価値はどれほどあるのだろうか?
極論、「生きる」という人間本能よりも、「生かされている」という不本意な意志の塊なのではないかと。


そんな事ばかり考えてしまい、どんどん気分が沈んでいく。


けれども、そんな雰囲気を嫁に見せると、この時間を楽しんでいる彼女にとっても申し訳無く思ってしまう。
なので、こっそりとレキソタン服用し、気分を落ち着かせる。


翌日は、徒歩ではなく送迎バスを利用し、女夫淵まで戻る。
そこからは愛車マーチで日光巡りをし、帰路へ。


無事に帰ってくることができました。