帰ろうよの木曜日

晴れ。
いつも通り出勤。


が、何故か体調が悪い。
会社に到着してから、どす黒い暗闇が心を覆ってきた。
もう仕事が手に付かなくなる。

上司に相談して、取り急ぎやる仕事をこなし、午後には帰る事に。
よくよく考えていたら、朝薬を飲み忘れていたのが原因か。
自己管理能力の欠如。


家に帰ってからは、嫁にも目をくれず、すぐ布団の中へ逃げ込む。
頭まで布団を被り、ただ暗闇の中目を開ける。
「布団」という媒体が外部と一切の関係を遮断してくれるかのようで、何故かもの凄く安心する。
そして、そのまま現実から逃げるかの様に就寝する。


目覚めたのは夕方過ぎ。
すでに日は暮れて、夜空が広がっていた。
今日の一日が終わるのを暗示するかの様な夜空が心地よい。


いつまでこんな惰性な日々が続くのだろうか。
毎日薬に頼る日々に終わりはくるのだろうか。


そんな木曜日